作り手の想いがこの地に宿るCraftsman in IBARAKI

物づくりの楽しさ伝える金属加工職人の遊び場

物づくりの楽しさ伝える金属加工職人の遊び場

物づくりの楽しさを伝えるべく日々奮闘中。プラント関連のステンレス加工の仕事で全国を飛び回る日々から一転。新築した自宅の裏に仕事場をつくり、屋号をそれまでの“友部工業”から“SUSWEL”に変えて2010年に再スタート。その仕事ぶりはますます自由に?!

北海道から沖縄まで全国を転々とする仕事から一変
水戸に仕事場を構える金属加工のスペシャリスト

友部健児さんを、ひと言で説明するとクリエイティブな金属加工職人だ。家族は奥さんと子供二人の四人。茨城県水戸市に自宅兼工場を構え、物づくりの楽しさを伝えたいという想いを抱えながら、日々様々な仕事をこなしている。
手掛けている仕事は什器やレタリングサイン、バイクのカスタム部品を製作したり、金属板にエンボス加工を施す機械を自ら開発したりと幅広く、その仕事ぶりは見ているだけで楽しさが伝わってくる。 これまでの歩みを簡単に紹介しよう。地元の工業高校を卒業した友部さんは、物づくりが好きだったこともあり、ステンレス加工を得意とする町工場へ就職する。やがて腕を上げた友部さんは二十歳の時に退職。自ら『友部工業』を立ち上げ、独立を果たす。
その頃に行っていた仕事は、ステンレス製の大きな水槽の製作と修理。水槽は病院の排水や原子力発電所の冷却水を入れたり、マンションの給水設備に使われたりと様々な用途だったが、難しい技術が必要な仕事のため、こなせる同業者が少なかった。そのため全国に仕事があった。こうして友部さんは愛車のハイエースに仕事道具を積み込み、仲間とともに北海道から沖縄まで、日本全国を転々とすることになる。一ヵ月働くと一ヵ月休みというサイクルで仕事をこなし、仕事をしている間はずっとホテル暮らしだった。結婚して子供も授かっていた友部さんは、いつしかこうした暮らしに疑問を持つようになる。
そして出した答えが、全国を転々とするような生活を改め、家族と過ごす時間を増やすことだった。水戸市内に自宅を新築したことを機に工場を併設したのが二〇一〇年。屋号をこれまでの『友部工業』から『SUSWEL(サスウェル)』に改めた。

自宅の薪ストーブ用に薪割りをする友部さんの息子さん。

友部 健児氏プロフィール

昭和55年、茨城県水戸市生まれ。『SUSWEL』代表。
地元の工業高校卒業後、ステンレス加工を行う町工場に就職。2000年に『友部工業』設立。
北海道から沖縄まで、日本全国をハイエースで回りながらステンレス加工の仕事を行う。2010年、全国を転々とする仕事のスタイルに疑問を持ち、自宅内に工場を構え屋号を『SUSWEL』と改める。